ぶらんのぷよぷよ談話1.0
「対戦の召し上がり方」

ぶろん:ちょっと、ぶらん君?
ぶらん:何ですか?
ぶろん:ぷよ大会って、すごい大きい連鎖したりするだろ? 君が参加してるのを見たことあるけど、相手の連鎖が大きくて負けたり、たまに君の攻撃で相手が連鎖できないまま終わったり…。ぷよって、あんなに難しそうなものなの? サタン様倒してクリアじゃないの?
ぶらん:ぶろんさんも見られてたのですか(笑)。あの世界をいきなり見たら、まあ、難しいと感じるでしょうね。サタン様倒してクリアもぷよですが、対戦もぷよなんです。確かに基本より上の部分はかなり違いますけど。
ぶろん:まあ、私には対戦は難しそうだから、1日1回サタン様倒せればいいかな。
ぶらん:ぷよのソフトを買って対戦を楽しまないのは、食べ残しみたいでもったいない気がしますが、ぶろんさんも忙しいし、まぁ仕方ありませんね。
ぶろん:そうだな…って、それじゃあこの話終わりじゃん(笑)。せっかくだから対戦の召し上がり方でも聞こうか?
ぶらん:…ありがとうございます(笑)。私の場合、スタートは目標を立てた時だと思います。
ぶろん:目標かぁ。でも、あの大連鎖を見せられたらなぁ…。
ぶらん:あれは遠すぎです。私は偶然知った大会で9級の認定カードと冊子をもらったことから始まりました。それまでは私もサタン様倒してクリアで満足してましたよ。
ぶろん:認定? 誰が認定するの? まさかコンパイルがするわけないし…。
ぶらん:そのまさか、みたいなもんです。全日本ぷよ協会って書いてますけどね。そして冊子の方にはインターネットのアドレスがあって、そこから情報をかき集め、級のこととか、対戦上達法とかを知って思ったんです。強くなってから級を上げよう、と。
ぶろん:ほほう。で、今何級?
ぶらん:一応、初段です。
ぶろん:英検4級、ぷよ初段ってか。なかなかおもしろい話じゃないか。まあインターネットが1つのネックのような気がするがね。
ぶらん:確かに、強くなるにも、級を上げるにも、膨大な情報が必要です。でも今は大会会場やゲームセンターに「先輩」という生きた情報源がありますよ。
ぶろん:君が私の「先輩」? ははは。冗談はさておき、「強くなりたいんですが」で何でも教えてくれるの?
ぶらん:聞く側の情報、といいますか、聞き方次第でどうにでもなると思います。
ぶろん:なるほど、まぁ自然なコミュニケーションの姿だな。
ぶらん:実際、私も強い人にいろいろ教えてもらいました。強い人どうしの対戦を見てコツを盗みもしました。そして今の私の目標は、私がもつ膨大な情報を多くの人に盗んでもらうことなのかも知れません。
ぶろん:またうまいこと言って(笑)。仲間との交流が楽しいだけだろ?
ぶらん:さすがぶろんさん、ここ一番で鋭いですね(笑)。楽しいし、燃えられると思いますよ。ぶろんさんもまずは9級を目指して、いかがですか?
ぶろん:ははは。まあそれは遠慮しとくわ。今は忙しいからな。
ぶらん:じゃあ、暇ができたら、相手してもらえますね?
ぶろん:今の仕事クビになるか、定年退職してからな。
ぶらん:…悪乗りしてすみません。お年寄りでも対戦を楽しむ方がおられるらしいし、その時を楽しみに待ってます。
ぶろん:悪いな。でもまあ、話はとても楽しかった。礼を言うよ。
ぶらん:いえ、こちらこそ聞いてくださってありがとうございました。
ぶらんのぷよぷよ談話1.0
1999年1月31日発行
1.5「つな引きと二人三脚での頑張り」